認知症の男性が免許返納後に2件の物損事故を起こす

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4年前に運転免許証を返納していた認知症の85歳男性が無免許で車を運転し、物損事故を2件起こしたなどで書類送検されていたことが分かりました。

「何も覚えていない」と混乱

2019年5月14日、東京都大田区に住む認知症の85歳男性は、無免許で車を運転し、物損事故を起こし、警察に届け出をせずに立ち去ったとして書類送検されました。

警察によりますと、男性は事故の約1時間半後に横浜市内で警察に発見されており「何も覚えていません」と混乱した様子だったということです。男性は、4年前に運転免許証を返納していました。

こうした事故を受け専門家は、認知症の症状が軽くても免許証を返納したことを忘れて運転をしてしまうことがあるので、認知症患者を抱えている家族に注意を呼び掛けています。